小型船舶免許の中では最高ランクの資格で、大型ボートで外洋の島に行ったり、トローリングやヨットで世界一周などを目指される方におすすめな免許のコースです。
乗れる船の大きさは、総トン数20トン未満の船舶ですが、プレジャーボートであればトン数に関わらず長さ24m未満まで操縦することが可能で、すべての水域が航行できる免許です。
- 海岸から100海里を超える区域を航行する場合は、六級海技士(機関)以上の
機関長の乗船が必要になります。 - 1級小型船舶免許を取得されても水上オートバイには操縦できません。
水上オートバイ免許を乗船されたい方は、特殊小型船舶免許が必要です。
各種コースの流れ
1級船舶免許レギュラーコース(4日間)
学科講習(2日)→実技講習(1日)→国家試験(学科午前、午後実技の1日)→
合格・免許取得!!
(一般科目1日+上級科目1日)
学科試験について
学科試験と試験時間
学科試験には、一般科目(小型船舶操縦者の心得及び遵守事項、交通の方法、運航)と上級科目(上級運航I、上級運航II)があり、一級は一般科目と上級科目を受験します。
試験時間は、一級は2時間20分です。ただし、既に操縦免許を受有している方や海技士資格をお持ちの方は、一部の受験科目が免除され、試験時間も短縮されます。
配点と合格基準
小型船舶操縦者の 心得及び遵守事項 |
交通の方法 | 運航 | 上級運航I | 上級運航II | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
科目の配点 | 120点 | 140点 | 240点 | 80点 | 60点 | 640点 |
配点合計 | 一般科目 500点 | 上級科目 140点 | ||||
合格基準 (全て満たすこと) |
12問中6問以上 | 14問中7問以上 | 24問中12問以上 | 8問中4問以上 | 6問中3問以上 | |
一般科目 50問中33問以上 | 上級科目 14問中10問以上 |
実技試験について
実技試験は、5トン未満の試験船を使用して、原則として受験者3人に対し試験員1人で実施します。受験者1人に対する試験時間は、概ね30分前後です。
配点と合格基準
小型船舶の取扱い | 基本操縦 | 応用操縦 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
科目別の配点 | 60点 | 120点 | 120点 | 300点 |
- 合格基準:試験科目別の成績が配点の60%以上かつ、成績の合計が配点合計の70%以上であること
- 実技試験概要は一例です。水域の状況等により試験項目の順序は変更になる場合はあります。
受験資格
年齢 | 1級小型船舶操縦士 満17歳9ヶ月以上 |
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視 力 | 両眼とも0.5以上であること。(矯正可) (一眼の視力が0.5未満の場合、他眼の視力が0.5以上であり、かつ、 その視野が左右150度以上であること) |
色覚 | 夜間において船舶の灯火の色を識別できること。 (赤・緑・白の灯色の識別について検査します) |
聴力 | 5m以上の距離で話声語(普通の大きさの声音)の弁別ができること。 (補聴器可) |
疾病及び 身体検査の障害 |
軽症で業務に支障をきたさないと認められること |
- 身体検査について心配な方は事前にご相談して下さい。
料金表(受講料・受験料)
項目 | 1級船舶免許 レギュラー |
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講習料(教材費含) | 73,500円 |
試験・免許申請料 | 7,000円 |
登録免許税 | 2,000円 |
身体検査料 | 3,450円 |
学科試験料 | 6,600円 |
実技試験料 | 18,900円 |
消費税 | 8,050円 |
総 額 | 119,500円 |
- インターネット割引があります。
- 身体検査証明書を提出される場合は、身体検査料が1,600円になります。